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2019-11-04

今さら設定がおかしいことに気づく

 もちろん、初めから長編にしようと意気込んで書き始める時もある。しかしそうではなく、思いつきで書いて完結させた短編を、例えば読者の反応が良かったとか、もっと続きを書いてみたいと思ったなどの理由で、物語の設定はほぼそのままいじらずに長編小説へ移行させる場合がある。




 短編のメリット(作者としての)は、精神的な負担が少ないことだ。他の作家は知らない。あくまでも私個人に限ってはの話だ。
 アマチュアなので小説を書くのは本業の傍ら、プライベートの時間を使ってということなのだが、小説ばかり書いているわけにはいかず、他にもいろいろ諸々の日々の用事があったり、仕事の疲れを癒したいとか、いろいろな事情がある。そういう中で十万字以上の長編を書き上げるのはなかなか大変なのだ。

 肝心なのは集中力の持続とモチベーションの維持。それが続かずに執筆途中で中断している長編が私にはいくつかある。物語が再開するのを期待して応援してくれる読者の皆様には申しわけないと思う。(こんなアマチュアでも、ありがたいことにファンの方々が存在するのです)。



 そんなこんなで短編を長編に移行する際に、気をつけなければならない点がいくつがある。その一つは時系列に齟齬はないか。例えば、ある登場人物をこっちでは独身と書いているのに、数ページ後では既婚者にしていたり、過去に起きた出来事の時期がずれていた等々。
 こういった矛盾を、原稿用紙数十枚分書いてから気づくことが結構ある。校正のつもりで自分で物語冒頭から読み返して気づくわけだ。
 単に私がズボラなだけなのかもしれない。でも、プロ作家の出版された小説でもそのようなミスは散見されるからそれほど気にしていない。

気がついたら直せばいいだけのこと。もちろん、書籍化される前に。

 昨日、こちらの「ぶつかる女」の設定に致命的なミスを発見したのだが、誰かに指摘される前にこっそり修正した。

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